山口県が1981年に「清見」と「吉浦ポンカン」を交配して作り、20年以上の試行錯誤を経て、2004年に品種登録された山口県のオリジナル品種です。 あの「デコポン」や「はるみ」の兄弟姉妹にあたり、山口県内でのみ栽培されています。 その中から【糖度13.5度以上・酸度1.35％以下】という厳しい選果基準をクリアしたものが『ゆめほっぺ』の名で出荷されます。 名前の由来は、新しい柑橘に託す「夢」と「ほっぺ」が落ちるほど美味しいことから付けられました。 1玉ずつ丁寧に袋掛けをし、樹上で越冬させ糖度を高め、2月に収穫期を迎えます。 そこから約1ヶ月貯蔵し、酸味が落ち着いて味がまろやかになる3月中旬頃より出荷がスタート。 僅か2週間ほどの短い期間にのみ食べられる希少な柑橘です。 コクのある深い甘さと酸味のハーモニー、はるみにも似たプチプチした果肉の食感をお楽しいただけます。 皮は剥きやすく、薄皮も非常に薄いので食べ易いのも魅力の１つです。 せとみが生まれた山口県瀬戸内海に浮かぶ周防大島は、一年を通して温暖な気候で、水はけの良い土壌を有した、県内随一の柑橘の産地です。 そのような柑橘の栽培に適した環境のもと、太陽の光と瀬戸内海の潮風を受けておいしい柑橘が生産されています。 ※画像はイメージです。