■有限会社樫山農園 徳島県小松島市が拠点。先代の11代目・樫山博章氏がトマト好きであることもきっかけとなり、1993年よりトマトの栽培を開始。12代目・樫山直樹氏が、ICTなど先端技術を積極的に導入し生産性向上を図り、看板商品である高糖度トマトや米、しいたけ、小松菜、麦などを生産し、海外へもその活動を広げています。 ■糖度選別へのこだわり 樫山農園では、ガラス温室でトマトを育て、11〜6月にかけて収穫します。温度や湿度管理に加え、日射量、二酸化炭素量などを一括でシステム制御し、ビールの搾り粕を利用したミネラル分豊富な独自の培土を使った養液栽培を確立しています。さらに、糖度だけでなく、雑味のない「うまみ」のあるトマトを育てるため、特殊な水質浄化機で純度の高い水を精製し、トマトに与えています。 収穫後は、3つの糖度基準でセンサー検査しサイズも揃え、「珊瑚樹」ブランドを冠する資格のあるトマトのみを選別します。「前回は美味しかったのに、今回は、、、」という品質のブレを極限まで無くす取り組みにより、全国各地のレストランでも使用されるほど、その味と使い勝手はお墨付きを得ています。